今年1年の自作キーボード活動まとめ
10日目 鴨南蛮(@ralfdegen)です。
- はじめに
今年は日本で自作キーボードのキットが多数発売され、大いに界隈が
盛り上がった1年だったように思います。
かくいう私もないん(@pluis9)さんのHelixを見て自作キーボードを作成しようと思い立ち、KiCadの勉強からスタートしなんとか形にできるところまでこぎつけました。
その中で割とやらかしてしまったことを3点ほど挙げてみたいと思います。
- フットプリントエディタでやらかした
KiCadことはじめやGithubで公開されている回路図を参考に回路図を作成。
フットプリントも自分用に編集して発注したまではよかったのですが、
到着した基板をみるとレジスト(絶縁用に塗装)されたままのフットプリントが・・・
フットプリントを両面で使えるようにした際、[裏返す]コマンドを使用せずに
手動で裏返したためレジストが裏返っていなかったのでした。
[裏返す]を使用して面を変更すればこんなことにはなりません。
- 基板の外形がDXFで取り込めない
KiCadには2DCAD等で作成したDXFファイルを取り込む機能があり、複雑な外形を
作成する場合は2DCADで作成し、KiCadへ取り込めば簡単に基板の外形を作成することができます。
私はAR_CADというフリーの2DCADを使用して基板外形を作成していましたが、
KiCadに取り込もうとすると取り込めず、一旦別の2DCADに取り込んでからKiCadに取り込んでいました。
が、KiCadの仕様で全角文字がパスに含まれていると取り込めないことが分かり
今は半角英数のみのフォルダを作成してそちらに取り込み用のDXFファイルを保存しています。
出力する際は全角文字でも大丈夫なのになぜなんだKiCad・・・
- 配列であれやこれや
最初はErgoDoxの作例を見てColumn-Staggered配列で基板を作成しましたが、
高さをずらしすぎてしっくりこず、次はOrtholinear配列に親指用のキーを追加してみたりと、
なんやかんやで試作基板がどんどん増え、出費がかさんでいくことに。
今はしろとり(@swan_match)さんから無限の可能性が販売されているので、
配列で悩んだ方はそちらで試行錯誤するといいですよ!
- 最後に
1月を目標に、色々試行錯誤した結果のキーボード自作キットを
販売しようかと考えています。
もし気になった方がいらっしゃればTwitterで告知を行いますのでチェックしていただければと思います。
この記事はErogoDashを使って書きました。