MANTA60ビルドガイド
はじめに
このキーボードはキー数がおおよそ60%のキーボードということで
Manta60と名前をつけました。
キー数が60個というわけではないのでご注意ください。
パーツ一覧
キット以外に必要なパーツ
- キースイッチ
レイアウトによって必要なキースイッチの数は変動します。
最低64個~最大68個必要になります。
- CherryMX用ソケット:最大72個
すべてのフットプリントに取り付ける場合上記個数が必要になります。
- キーキャップ
- 3.5㎜ステレオケーブル(4極推奨)
- ProMicro 2個
- スプリングピンヘッダ(コンスルー)4個
必要な道具
- はんだごて(温度調節が可能なもの推奨)
- はんだごて台
- 糸はんだ
0.8㎜程度を推奨
- ニッパー
- ピンセット
- マスキングテープ
- フラックス(あれば)
- フラックス除去剤(あれば)
- ラジオペンチ
ファームウェア
私のフォークリポジトリのmy_keyboardブランチ内のmanta60をご利用ください。
BleMicroPro用のファームウェアはmanta60_bleになります。
作成手順
MANTA60の基板は左右共用でないため、はんだ付けの際は注意して作業を行ってください。
各パーツの取り付け面は以下の通りです([]内は取り付ける順番)。
基板の裏面に取り付けるパーツ
・ダイオード[1]
・CherryMX用ソケット[5]
基板の表面に取り付けるパーツ
・ProMicro[6]
・TRRSジャック[3]
・リセットスイッチ[4]
・2PinPHコネクタ(BleMicroPro用)
動作未確認のパーツ
・OLED
・WS2812B(RGBLED)
■データ通信用ジャンパのはんだ付け
左右でデータをやり取りするためのジャンパをはんだ付けします。
RXと印刷されている箇所の下にあるジャンパ用のパッドをブリッジします。
■ダイオードの取り付け
ダイオードを半田付けします。
ダイオードは取り付ける方向が決まっているため、下図を参考にはんだ付けを行ってください。
※キットに添付されているダイオードは向きが判別しづらくなっていますので
ご注意ください。
■TRRSコネクタ、リセットスイッチの取り付け
TRRSコネクタをはんだ付けする際はマスキングテープ等で仮止めし、裏側からはんだ付けします。
リセットスイッチははめ込むだけで仮止めされるため、表面から差し込んだ後そのままはんだ付けしてください。
■トッププレートにキースイッチを取り付ける
トッププレートにキースイッチを取り付けます。
ソケットをはんだ付けした後にキースイッチを取り付けても良いのですが、
キースイッチのピンが曲がっている場合、ピン/ソケットが破損する可能性があります。
キースイッチを先にはめ込むことでピンの曲がりを確認しながらMXソケットを取り付けることができます。
■スイッチソケットの取り付け
キースイッチをはめ込んだトッププレートをミッドプレートと組み合わせてキースイッチのピン位置を確認します。
ピンが穴のほぼ中央であることを確認してください。
もし曲がっているピンを見つけた場合はトッププレートからいったん取り外し、
定規やペンチの平らな部分でピンの曲がりを修正してください。
問題がなければミッドプレートの白いマークに合わせてMXソケットを取り付けていきます。
取り付けの際はスイッチソケットのプラスチック部分がミッドプレートと密着していることを確認してください。
MXソケットの溝にこて先をあて、はんだを流し込んでいきます。
MXソケットとミッドプレートの間には僅かですが隙間があるためあまり押し付けないよう注意してください。
■スペーサの取り付け
Promicro保護用のスペーサ3本をミッドプレートにねじ止めします。
次にミッドプレートにスペーサを差し込み、ボトムプレートを乗せてねじ止めします。
ボトムプレート側のねじは頭が平らなねじを使用してください。
軽くねじ止めしたら裏返してトッププレート側もねじ止めし、スペーサが回転しなくなったら軽く増し締めをしてください。
注意!:頭が平らなねじはねじ頭が破損しやすいため、増し締めの際は力の入れすぎに注意してください。
■ProMicroの取り付け
スプリングピンヘッダを下の写真で示す赤枠内に差し込みます。
上部の余っている2つのスルーホールはBleMicroProの外部電源駆動用ピンです。
次にPromMicroを部品の付いていない面を上にして取り付け、半田付けを行います。
■キーキャップの取り付け
お好きなキーキャップを取り付けます。